メルマガ192号
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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 192号 <2024.9.6>
発行人:馬場憲一 編集:中野喜吉
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8月初めの地震、初の「臨時情報」続く猛暑の日々そして台風10号と自然界
のもたらす私たちへの試練は続きます。守り続けるべき事は何か、日々の暮ら
しの中どこに力を注ぐべきか?幸いにして被害を免れた者がどこまで関心を持
続して「次」に備えられるかです。 浅はかなSNSに踊らされることなく自身の
目で見極め行動したいものです。
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【目次】
1. 研究大会を終えて
2. 事務局からのおしらせ
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1.研究大会を終えて
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吉兼秀夫
7月20日にJECOMSの研究大会が行われ、担当理事として機関誌への報告原稿
を作成した。機関誌が発行されるのは先のこと(2025年3月過)になるので、
研究大会の報告から感じたことを前倒しして書いてみたい。
1つ目は「まるごと博物館」の実体化について。
エコミュージアムは地域全体をテリトリーとする博物館であり、「地域まるご
と博物館」と形容されることが多い。スローガンとしてのまるごと博物館を実
体あるものにする作業(活動)が過去連続して報告されてきたが、一方スロー
ガンのままで進まない事例も多いと思われる。地道な活動を丁寧に情報化し共
有(参考)にしながら、地域ごとに独自のエコミュージアムを進めてほしいと
強く感じた。
2つ目は継続するエコミュージアム活動の必要について。
エコミュージアムは、私の用語では地域の記憶の井戸を掘る作業から始まるの
だが、これらを継続する主体(住民やボランティア団体など)の基盤組織や持
続可能な仕組み、収集された記憶を並べ替えて地域の姿を見える化する作業(
私の用語では記憶のジグソーパズル)、デジタルアーカイブも含む財産目録作
成とその継承(私の用語では記憶の伝言ゲーム)の必要性を強く感じた。また
エコミュージアム利用を通して掘り出された地域の記憶を野に放つ作業の大切
さも改めて感じた。
3つ目はエコミュージアム史の作成について。
国内のエコミュージアムの実態(数や活動内容すら)がほとんど明らかになっ
ていない、よってそれらの情報の更新作業も十分でないし、日本のエコミュー
ジアム史も明らかになっていない。すでに30年以上が過ぎたJECOMSの活動に
携わる身として不甲斐なさを感じる。一方、フランスなどヨーロッパだけでな
く中国でもエコミュージアム活動が報告され、これらの活動とのコミュニケー
ションを通して世界のエコミュージアム史の作成や情報共有をより進めたいと
感じる。個別の活動団体はほとんどがホームページやSNS による情報発信を行
なっている。私もフランスのエコミュージアムのSNSをよく拝見する。せめてこ
れらのリンクや共有を進めていきたい。
4つ目は「エコミュージアム的」の「エコミュージアム化」についてである。
最後に今回馬場会長の言葉から「エコミュージアム的」を「エコミュージアム
」へという指摘を受けた。私がここ数年来気になる当該主体はエコミュージア
ムを意識してないがエコミュージアムに親和的な活動が多くみられるようにな
っている点にさらに興味を覚えた。博物館学から生まれたエコミュージアムが
博物館や科学的まなざしを無視して活動して良いわけではないが、エコミュー
ジアムに親和的活動(エコミュージアム的活動)に科学的まなざしを向けさせ
ることで、エコミュージアム化を促し、持続可能な観光や地域振興をめざす活
動にも貢献できるものとあらためて感じた。
個別報告に対するコメントではないが、各報告をヒントに感じたことを述べて
みた。
文:吉兼秀夫(2024年度研究大会担当理事)
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2. 事務局からのおしらせ
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猛暑の夏も必ず萎える日が来ます。すんだ秋空の元、現場に出かけましょう。
≪以下は毎号同じです。≫
▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
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