日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

Archive for 6 月, 2013

メルマガ68号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 68号 <2013.04.15>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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【目次】
1.「伏見まるごと博物館」を始動しました!
2.原稿募集のお願い
3.事務局からのおしらせ
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華やぐ草木の芽吹く季節になってまいりましたが、同時に花粉、黄砂で憂鬱な
季節でもあります。野外での活動のシーズンですがいかがでしょうか。
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1.「伏見まるごと博物館」を始動しました!
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伏見まるごと博物館事務局 正木隆之
伏見は歴史的に見れば、京都、奈良、大阪を結ぶ交通の要で、城下町、港湾
交易都市、宿場町と変遷し独自の生活文化を育んできました。それゆえに京都
とは似て非なる“お宝”がたくさん蓄えられた興味深い地域といえますが、一
般的には京都市のベッドタウンや商工業地域というイメージが強く、歴史的な
豊かさや固有の文化に目を向ける人は多くありません。
この伏見の魅力を掘り起こし、住民、特に青少年にとって誇りの持てる町と
して再評価することはできないかと考えていたとき、博物館学を指導されてい
た大國義一先生から「伏見はエコミュージアムに最適の町」ということを教わ
り、おおいに触発されました。
早速身近な人たちに声をかけて、準備委員会を立ち上げたものの、誰もエコ
ミュージアムの典型例を知りません。手探りと試行錯誤の1年2ヶ月を経て、
今年3月10日にようやく「伏見まるごと博物館」のキックオフイベントを実施
することができました。
当日は「伏見まるごと博物館の楽しさと可能性」をテーマにフォーラムを開
催したほか、6つのプロジェクトの成果を展示や実演、試食?という形で表し
ました。
地域のお年寄りへのインタビューから、地域の生活史をあぶり出した「個人
史チーム」、伏見城破却の後に植えられた桃の来歴を、古文書や現地調査から
探求した「桃山プロジェクト」、200人のアンケート調査から伏見と酒かす
の深?い関係を浮き彫りにした「かす汁チーム」、高低差など地理学的な視点
からアプローチした「フシジオ」、巨大地図を並べ、伏見の興味深い事象を書
き込んでもらう「fushimi as No.1」、「わたしの住んでいる町」をデジタル
ストーリーテリングという手法で動画に残した「DSTチーム」などなど、各々
のプロジェクトチームの展示は、テーマも手法も異なるユニークなものになり
ました。
しかし、展示の多様性は裏を返せばコンセプトが定まっていないことの証左
でもあります。今回のイベントは、完成された博物館のお披露目ではなく、1
年2ヶ月にわたって「伏見まるごと博物館」を探求してきた準備委員会の、悪
戦苦闘の足跡とわずかばかりの成果をそのまま開陳したものにすぎません。
私たちは「ゼロからつくる。みんなでつくる」というキャッチコピーのもと
に集まりましたが、3月10日の催しは、ようやくゼロ地点に立ったという確認
と、ここからスタートするという宣言の場であったと考えています。これから
時間をかけて、容易に完結しない現在進行形のミュージアムを探っていきたい
と考えています。
(地元新聞にとり上げられました。⇒
http://goo.gl/o9n8i   http://goo.gl/wuPGg )
編集部注:正木隆之さんは、京都市伏見青少年活動センターの前所長であり、
「伏見まるごと博物館」を立ち上げられました。
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2.原稿募集のお願い
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毎回、原稿を井原満明さんのお世話になっています。
皆さんそれぞれの地域での活動の「ひとコマ」でもご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
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3.事務局からのおしらせ
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会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。もしアクセス不可能
な方みえましたら、事務局までご連絡ください。
今までご利用のml-ecom@ml.ritsumei.ac.jp は閉鎖いたしました。
新しく ml-ecoms@googlegroups.com  をご利用ください。
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日本エコミュージアム研究会   Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail:   jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380    (変更ありません)
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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2013研究大会&総会のお知らせ

〇会 場:「アネックスパル法円坂」
JR大阪環状線「森ノ宮」西へ600m(徒歩10分)
http://www.zaidan.or.jp/access.html
〇日 時:2013年6月23日(日)
▲総会に先立って、「なにわの宮」見学会が行われます。
ご出発前に、当研究会のホームページで時間などご確認ください。
予定11:30~12:30 大阪歴史博物館「なにわの宮」見学
▲  参加事前申込者には入場特典あり(長山理事のお取り計らい)。
集合場所:大阪歴史博物館入口(地下鉄「谷町4丁目」が最寄り)
参加申込は、事務局まで、件名を「なにわの宮見学申込」として、
お名前を連絡ください。
13:30-14:00 総会(アネックスパル法円坂)
14:00-17:00 研究会
17:00 解散
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研究大会2013

【ねらい】
テーマ:エコミュージアム活動の経験から考え直す「地域と住民」
日本エコミュージアム研究会が誕生して18年。当初より,エコミュージアム活動を担う組織や個人の地域社会への関わり方が,いろいろな形で問われてきました。そのひとつに,エコミュージアム活動は,地域づくり活動そのものなのか,地域づくりに寄与する活動なのか,という問題があります。エコミュージアムを進める人は,地域づくりの仕掛け人・コーディネーターであるべきなのか,そこまでの主導権をもつべきではないのか,あるいはエコミュージアムは「まちおこし」なのか「ミュージアム(的活動)」なのか,と言い換えられるかもしれません。
エコミュージアムにせよ,最近流行りのジオパークにせよ,ブーム時には行政が音頭を取って「住民参加」の活動が進みます。あるいは,行政でなくても地域の特定の「キーパーソン」がリーダーシップを発揮して,「住民主体」の活動を仕掛けていきます。しかし,行政の熱が冷めたとき,あるいは「キーパーソン」がいなくなったとき,「住民参加」や「住民主体」は徐々にフェードアウトしてしまいます。あるいは当時の担い手が高齢化して,後継者はいないということもしばしばです。そういう状況は,住民・地域の自律的で持続的な活動とはいえません。
しかし,一方で,誰もが黙っていて何もしなければ,おそらく地域からコトは起こりません。仕掛け人やリーダーシップを発揮する人や組織・機関は必要です。さて,では誰が何をどのようにすればいいのでしょうか。
いささかマニアックなテーマでありますが,昨今のジオパークのブームがかつてのエコミュージアムのデジャブー(既視感)のように思えてしまったり,また各種の地域づくり計画において,計画に盛り込まれる「住民の主体性」が必ずしも実現しない話を耳にしたりすると,今は沈滞気味かもしれないけれども,エコミュージアム活動の検証と反省をあらためて行うことが必要ではないでしょうか。
日本のエコミュージアム活動は,この20年間にこの問題を認識しつつも,答えを出せないで来ました。これからも容易には出せそうに思えませんが,JECOMS設立20年という節目に向かいつつあるなかで,これまでもやもやとさせ続けてきた問題を洗い出して反省しようという話になり,その一環として今回のテーマ設定になりました。
【進行】
話題提供1:住民ひとり一人が学芸員
安藤竜二(NPO朝日町エコミュージアム協会):国内エコミュージアムの老舗といえる山形県朝日町のエコミュージアム活動について,報告いただくとともに,その活動の中で肝に銘じている「主役は住民」「エコミュージアムは触媒」ということについて話をしてもらいます。
話題提供2:野生復帰の熱気のあと-共に創ることの難しさ
菊地直樹(総合地球学研究所):菊地氏は3月まで兵庫県豊岡市にあるコウノトリの郷公園で,コウノトリの野生復帰に社会科学的な立場から関わられてきました。その活動の中で感じられた野生復帰活動の中での研究者の役割やレジデント型研究機関の役割などについて話をしてもらいます。
話題提供3:フロア参加者が自らの現場で感じてきた「エコミュージアム」と「地域づくり」と「自分の立場」について話をしてもらいます。
総合討論:一通りの話題提供の後,テーマに関連する討論を行います。

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