日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

Archive for 8 月, 2022

2022関西例会参加申込み締切間近!

エコミュージアムから地域の課題を考える
―見て・聞いて・歩いて・交流する―
趣旨:広島大学総合博物館が試みている東広島エコミュージアム。現地を見て
歩きながら,地域の課題にエコミュージアムとしてどう関われるのかを参加者
同士で話し合うワークショップ形式の見学会です。まちづくりに関心のある方
はもとより,エコミュージアムって何? エコミュージアムに関わる人ってど
んな人? に関心がある方も歓迎します。見学のテーマとして,地下水やオオ
サンショウウオなどの自然の保全と活用(テーマ1),小学校の統廃合などに伴
って生まれる公共施設の活用(テーマ2)を想定しています。
主催:広島大学総合博物館
共催:日本エコミュージアム研究会・地理科学学会
日時:2022年9月10日(土)-11日(日)
参加費:両日あわせて2,000円(11日の昼食付き)
募集人員:20名(最小催行人数6名)
▲参加申込
申込期限:2022年9月2日(金)まで
申込フォーム:https://forms.gle/gxj9BJXmrAtnTLPJ8
申込先:一般社団法人みちしるべ
(着地型観光をすすめるために地元バス会社が設立したまちづくり組織)
問い合わせ先:広島大学総合博物館:淺野敏久
E-mailアドレスtoasano@hiroshima-u.ac.jp
内容:
(1日目:13:30JR西条駅前集合)
●“酒都”西条の酒造りとそれを支える“水”の保全をテーマ(テーマ1)とし
て,酒蔵通りや周辺施設を見学した後は、東広島エコミュージアムの活動紹介
および参加者同士の意見交換を実施いたします。
(2日目:17:00JR西条駅解散)
●東広島エコミュージアム北部を訪れ,野生生物との関わり(テーマ1)と小学
校の統廃合などに伴って生まれる公共施設の活用(テーマ2)の2つのテーマに
よる現地見学会を行います。
●豊栄支所では合併で生じた役場の空きスペースの活用を視野に入れて企画さ
れた,広島大学総合博物館企画展「県央に自然史博物館がやってくる」を見学
します。
●乃美地域センター(旧乃美小学校)では乃美大方とオオサンショウウオの宿
についてお話しします。
●旧久芳小学校は,昨年3月に閉校した小学校で,市内各所に分散して保管され
てきた民俗文化財などを集中して保管展示する新文化財センターとして活用す
ることになっています。今は校舎があるだけですが,現場を訪れ文化財センタ
ーの整備についての紹介をします。
●東広島市に本社を持つ企業(サタケ)が農村地域活性化のために立ち上げた
産官学民連携の「豊栄プロジェクト」の一環として古民家を活用して解説した
カフェなどを見学し,このプロジェクトについての紹介をします。
エコミュージアムは,地域のあれこれを現場を訪れて学びながら,その土地の
自然遺産や文化遺産を保全・活用することを目指す博物館活動です。このよう
な時節ではありますが,ご参加をお待ちしています。

メルマガ163号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   163号  <2022.5.10>
発行人:吉兼秀夫  編集:中野喜吉
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桜の花の下コロナ禍でのどかな花見の宴も望めぬ三度目の春を迎える中、い
くらかは過去の歴史に学んだと思っていた人間がこの21世紀の世界に起こした
「戦争」は何なんでしょうか。進歩なんか出来ない生物でしょうか。(中野)
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【目次】
1.ウクライナと(エコ)ミュージアムについて
2.事務局からのおしらせ
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1.ウクライナと(エコ)ミュージアムについて
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大原一興
この時期のコメントでは、ロシアのウクライナ侵略に触れないわけにはいか
ない。今回の侵攻につながるクリミヤ併合の、そもそものきっかけとなったの
が、2013年からはじまるキーウでのマイダン革命である。この時点からプーチ
ンの焦燥は急速に増大していったと言えよう。この時ウクライナのキーウ市民
はロシア寄りの統治による腐敗政治に異を唱え民主化・自由を求めて市内の広
場(マイダン)に集結し、ヨーロッパ中の連帯と自由を求める象徴的な運動「
ユーロマイダン」となった。その時起きた様々な出来事の市民側からの記録、
例えばバリケード内の生活を記録する写真、ビデオやヘルメット、無線機、防
衛闘争の機材、ポスターや図書、アートワークなどの収集活動とともに、それ
らの自由への戦いの記憶を情報として留めるマイダン・ミュージアムが、市民
によって立ち上げられたのは2014年1月のことだった。特定の場所の出来事の記
憶の継承として、そこに生きる人々の尊厳とアイデンティティの確立、来たる
べき社会への一般市民の強い思いが作り上げたミュージアムとして、自らそう
名のってはいなかったが、本質的にエコミュージアムの精神をもつ活動だった
と言ってよい。
このミュージアム運動は、NGOとして博物館設置に向かって活動し、その後、
マイダン革命で獲得した尊厳をたたえ、さらに100名を超える市民犠牲者の追悼
を併せて、ウクライナ民主化・解放の国家的な象徴として、国立の博物館(Nat
ional Memorial to the Havenly Hundred Heroes and Revolution of Dignity
Museum)として実体化することになり、設計コンペが実施され博物館建築とし
て実現するはずだった。その経緯と現状が今年8月のICOM大会で報告されるこ
とを楽しみにしていたのだが、今年2月に始まった戦争によって、いまここで起
きている事態には、無念極まりないとしか言いようがない。
このことは、最初はエコミュージアムのような、場所・領域を持つが建物が無
く市民発の単なる運動体だったものが、博物館として実体化・恒久化していく
民主化のプロセスの実例として、興味深い。私たちは、せめて、社会と市民生
活の発展が継続的に歴史を紡いでいることを実感し、次世代に伝えるためにミ
ュージアムを欲していることの事実を、共感と連帯意識を持って知っておかな
いといけない。
実は、私自身がマイダン・ミュージアム活動を知ったのは2014年夏にジョー
ジアのトビリシでその活動の中心人物からの報告をきいた時が初めてだった。
ユーロマイダンはニュースなどで知ってはいたが、そこにミュージアム活動が
沸き起こっていたことは知らなかった。歴史の転換点におけるミュージアムの
役割について考えさせられる衝撃的な報告だった。かつてソビエトに占領され
ていたジョージアは、未だに国土の一部が隣国ロシアに支配されているときい
た。そしてトビリシ市内には「ソビエト占領博物館」があり、反ソビエト蜂起
の人々を処刑した無数の弾痕のある客車、刑務所の鉄扉、権力者の座る机へ向
かう長い長い絨毯の空間、など、肉迫する実物資料空間には圧倒される。
今年のICOM大会のテーマは奇しくも「ミュージアムのpower」であるが、そこ
に生きる人にむけて持続可能な社会づくりのための教育力を持つのがエコミュ
ージアムであるとすると、このような民主化の活動には力が感じられる。しか
し、パワーは権力と訳すこともできる。政治力、権力、戦力に対してミュージ
アムはどこまで対抗力を持ち得るのだろうか。         (大原一興)
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2.事務局からのおしらせ
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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。
≪以下は毎号同じです。≫
▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

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