日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

Archive for 6 月, 2010

日本エコミュージアム研究会メールマガジン 45号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 45号  <2010..5.10>
発行人:大原一興、 編集人:嵯峨創平
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[目次]
1.Jecoms研究大会・総会2010 in 京都府立大学(5月22日・詳報)
2.機関誌「エコミュージアム研究」第15号が発行されました
3.日本エコミュージアム研究会 2010年度第1回理事会 議事録
4.事務局からのおしらせ
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■1. Jecoms研究大会・総会2010 in 京都府立大学(5月22日・詳報)
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〇会 場:京都府立大学(京都府京都市左京区下鴨半木町1-5)
地下鉄烏丸線北山駅(京都駅から15分)下車徒歩10分
[地図] http://www.kpu.ac.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=28
〇日 時:2010年5月22日(土)
13:00~14:00 総会
14:00~17:00 研究発表会
17:00 解散
〇担当理事:三橋、井上、笹谷
<研究大会プログラム(予定)>
※都合により発表順等は変更される場合があります。ご了承ください。
1)「台湾における竹と生活文化・生活技術」
陳 譽云、三橋俊雄(京都府立大学)
【発表要旨】
台湾において、かつて生活に不可欠であった竹素材に注目し、竹と生活文
化・生活技術の観点から、竹に関わる歴史・技術・習慣・信仰などについて、
現地調査を通して、特に、民俗学的・道具学的視点からその特質を明らか
にし、エコミュージアムとしての地域文化的価値について検討するものである。
調査集落を大鞍里、田子里の2地域にしぼり、詳細な調査を行い、その結
果、竹具に見る伝統的な価値としての「適材適所」「地産地消」「技の探求」
「一物全体活用」「象徴性・真正性」についての特質を導出することができた。
2)「京都府宮津おもてなし・にぎわい提案」
三橋俊雄、藤田真彦(京都府立大学)
【発表要旨】
本研究は、京都府宮津市まちなか全域にわたり城下町・港町風情を感じさせ
る魅力的な景観の保全、創造を図り、「人の温かさ・おもてなしの心が伝わる
宮津まちなか」を醸成していくために、1)地元の方と言葉を交わせるまち・ 時
代を超えて受け継がれる逸話があるまち-「語り」、2)お年寄りがゆっくり巡
れるまち・人の温かさ溢れるまち-「お接待」など、6つのフェーズを設定し、
1)「彩り」四軒町・まちなかアートギャラリーの展示、2)「集い」見性寺境内・大
道芸フェスタ、3)「潮の香り」宮津海岸・シーサイドマーケットなど、14のまちな
か活性化案を提示した。
3)「コミュニティ放送とエコミュージアム-FM世田谷「セタガヤ・ルーチェ」
番組制作過程を例に-」
江水是仁(東海大学課程資格教育センター博物館学研究室)
【発表要旨】
地域社会に根差したコミュニティ放送が全国で運営されている。コミュニティ
放送は、対象地域が限られていること、その対象地域を理解したうえでの番
組制作が必要となってくることが特徴である。そこで、地域社会の歴史や自
然、他の地域と比べると特徴あるものを地域住民が中心となって学習し、調
査し、その成果を発表する媒体として、コミュニティ放送の番組制作過程を
取り上げ、エコミュージアム的活動の新たな展開を報告する。
4)「地域の記憶を統合的に可視化する屏風絵制作の研究-草津市渋川
の「風景の記憶絵」事業を事例に-
仲野優子、笹谷康之(おうみNPO政策ネットワーク、立命館大学)
【発表要旨】
滋賀県内では、50年ほど前の集落の風景を高齢者から聞き取り、屏風絵に描
き、これを用いて絵説きをする活動が、20か所ほどで行われてきた。この中で
最も多くの人が参加して関連資料を渉猟して詳しく調査し、デジタルな手法を
組み合わせて用い、記載項目が多く、絵の完成前から試作的な絵説きを行った
のが、草津市渋川の事例である。そこで本研究では、地域の記憶の聞き取り、
古い200点の写真や10点の大縮尺地図の収集と活用、300カットの下絵スケッチ
の制作、屏風絵の構成について、デジタルな制作支援手法の特徴と効果につい
て報告する。
5)「主婦のまなざしで地域の魅力再発見~まち歩き「ワンコインツアー」~」
今橋克寿((特活)ヒマラヤ保全協会)
【発表要旨】
茨城県大洗町は、「輝く人・あふれるやさしさ・海の音響くまち大洗」を目指 す
都市像に掲げ、海を活かしたまちづくりを推進している。主婦らを中心とした
観光ボランティアが、地元の商店街で、小さくとも味わいのある個店を繋ぐ街
歩きルート『ワンコインツアー』を創出し、好評を博している。主婦の視点で地
域資源を活かすエコミュージアム的な取り組みに、学ぶところは多い。
6)「エコミュージアムから地域活性化に至るプロセスに関する研究―沖縄県
南大東島におけるケーススタディを題材に―
海津ゆりえ(文教大学国際学部)
【発表要旨】
コミュニティベースの観光を通じた地域活性化を図る上で、エコミュージアムの
整備は不可欠なプロセスである。沖縄県南大東島の事例は、エコミュージアム
の整備は活用のイメージを伴って進めることが重要であり、世代を超え、制度
を超えて取り組むための体制や、学校教育を含んだ全地域的取り組みが必要
であることを示唆している。またエコミュージアムを土台としたエコツーリズムの
推進が不可欠であることも明らかにしている。
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■2.機関誌「エコミュージアム研究」第15号が発行されました
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山梨県小菅村で開催されたJecoms2009年度全国大会の記録を中心に、
投稿論文等を掲載した、会誌「エコミュージアム研究」第15号が発行さ
れました。発送作業に時間がかかっていますが、連休明けには会員の
皆さまのお手元にお届けします。
なお、2010年度から会員になられた方にも会員価格で販売しております
ので、事務局までご注文ください。詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.jecoms.jp/kikanshi/
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■3.日本エコミュージアム研究会 2010年度第1回議事録
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〇日時 2010年4月3日(土)14:00~16:00
〇会場 丹青研究所会議室 丹青社本館2階(地図添付)
〇出席 浅野、安藤、井上、今橋、井原、大原、大山、木俣、嵯峨、笹谷、
中野(11名)
〇欠席 今井、菊地、馬場、三橋、吉兼(5名)
議長:大原(会長)
書記:嵯峨(事務局)
議事録署名人:井原、大山
〇議題
1)2010年総会資料内容審議  資料:事務局
2009年度事業報告、決算報告、監査予定
2010年度事業計画、予算計画
・2009年度の事業報告、決算報告(暫定値)について、別紙のように承認した。
・2010年度の事業計画、予算計画(暫定値)について、別紙のように承認した。
・5月22日の総会までに、資料と数値を確定し、必要な監査を受ける。
2)研究大会の準備状況、運営について
・5月22日の開催案内および発表募集をメルマガ4月号で告知する。
3)今年度事業、例会等の企画について
・2010年度の理事分担について下記のように決定した。
機関誌編集長:馬場
副編集長:浅野
全国大会 主担当:安藤
副担当:井原、大原、大山、木俣、嵯峨、馬場、
2011年度選定担当:吉兼
文化財・博物館連携部会:馬場
地域実践部会:井原、浅野、安藤、今橋
研究大会担当:三橋、笹谷、井上
例会担当:関西=笹谷(近江八幡市の文化的景観をテーマに9月開催で調整)
関東=今橋(水戸市の「ワンコインツアー」をテーマに調整)
4)2010年全国大会[山形県朝日町]について 資料:安藤
・テーマ「丸ごと博物館とエコミュージアム -交流観光について-」
・2010年全国大会(朝日町)について安藤理事の企画案を了承し、実践地報告会
や総合討論の企画人選についてjecomsも積極的に協力することを確認した。
5)会誌15号の編集状況について  資料:浅野
・会誌15号の編集状況について浅野編集委員長から報告があり、問題点を改善
するために以下の決定をした。
・研究会規約の不一致を最新版(HP掲載版)に統一する。その際に、付則の変更
年月日を最新のものに改める。→事務局が総会議事録を確認
・編集委員会規定を最新版に統一する(HPの旧版差し替え)。その際に、付則の
変更年月日を最新のものに改める。→事務局が理事会議事録を確認
・執筆要領とテンプレートの新旧並存による混乱を整理し、最新版に統一する。
そのために必要な執筆要領、投稿規程、編集委員会規程を連動して見直し、
次回理事会・総会へ諮る。→浅野理事
・会誌編集作業を業者代行できないか、見積を取って検討する。→浅野理事
6)その他 会員チラシ 資料:大山+大原
1月23日理事会議事録(案)
・研究会チラシ(案)の文末に、個人情報取り扱いについての但し書きを加える
ことを了承した。
・1月23日(2009年度第4回)理事会議事録を別紙のとおり確定した。
・議事録は理事会MLで案を閲覧して確定し、電子署名を含めて速やかに署名
することとする。
・理事会が会員情報を共有するための「名簿データ」は、希望理事に向けてセ
キュリティ対策を施した上で事務局より送信する。
・「名簿データ」を手元に置くことを希望しない理事はその旨を表明する。
不要=浅野、井上、大原、木俣、(当日欠席理事には確認する)
以上
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■4.事務局からのお知らせ
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〇新年度のスタートに伴い、ご所属や連絡先・送付先等の変更があった
方は、下記の事務局宛てにご一報頂ければ幸いです。
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日本エコミュージアム研究会 事務局  Japan Ecomuseological Society
東京都清瀬市野塩1-307-1-203(〒204-0004)
NPO環境文化のための対話研究所(IDEC)内
嵯峨創平 SAGA  Sohei
E-mail: jimu@jecoms.jp   Fax: 042-495-8963   URL: http://www.jecoms.jp/
郵便振替:00170-0-74380
銀行口座:三菱東京UFJ銀行 所沢支店 普通0051860
口座名義:日本エコミュージアム研究会
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