メルマガ162号
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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 162号 <2022.4.2>
発行人:吉兼秀夫 編集:中野喜吉
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【目次】
1.2022-2023年度の新役員確定される
2.「コアミュージアム考」
3.エコミュージアム研究の情報提供
4.事務局からのおしらせ
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1.2022-2023年度の新役員確定される
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2月16日(土)13:30より選挙管理委員の北野信久、野間直彦、福田良彦の
3氏により開票が行われた結果(詳細は前号記載)下記の新役員となりました。
開票結果からその後以下の辞退者を除き新会長、新理事10名にお引き受けいただ
く事となりました。
(辞退者)江水是仁、安藤竜二、榎原亮太
(会長に当選のため理事から除く)大原一興
新会長:
大原一興
新理事:(10名あいうえお順))
淺野敏久
井上 敏
岩橋恵子
大山由美子
菊地直樹
須田英一
中野喜吉
馬場憲一
森屋雅幸
吉兼秀夫
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2「コアミュージアム考」
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大山由美子
エコミュージアムでは自然環境と人との関わりを探るために、先人達の歩み
を一つひとつ訪ねて情報を得る。対象となる地域の時間と空間を概観し、自然
環境や歴史遺産などを総合的に理解できる場がコアミュージアムの機能として
考えられる。
参考として、エコミュージアムではないが、兵庫県香美町には「兵庫県立木
の殿堂」(1994年開館)という施設がある。“兵庫県の民家”というシンボル
展示をはじめ、“木と森林とのくらし”ゾーンでは、亜寒帯針葉樹林・夏緑林
・照葉樹林・熱帯雨林という4つの植生にみられる民家模型の展示、“木と森
林から生まれた文化”ゾーンでは木製民具などの展示を見ることができる。訪
れたのは開館して間もないころであるが、コアミュージアムとして重要な役割
を果たす展示であると思われた。スウェーデンのウップランド・ミュージアム
も、展示室最初のコーナーには自然環境の紹介、そして、スウェーデンの伝統
的な木造家屋外壁に使われている赤い土の展示がある。これは鉱山で採れる顔
料の色で、防腐効果があるため、 板壁に塗装することで耐久性も向上するとい
われている。暮らしを探る導入部分として、注目される。
フランスのバス・セーヌ・エコミュージアムでは大農家の家を保存し、コア
ミュージアムとして活用されている。はじめに研究者から、地形図、地質図、
植生図などをスライドで提示しながら、地域の自然環境に関するレクチャーが
あり、サテライトへの巡り方や自然保護の視点から散策マナーなどに関する展
示もある。同様にブレス・ブルギニョン・エコミュージアムでも城主の館が保
存・活用され、自然展示や歴史・民俗展示、サテライトの紹介がある。さらに
ブレスでは、住民の協力により環境調査が実施され、その結果が地域創造に役
立っている。また、中国の地捫トン族人文生態博物館のコアセンターは、伝統
的家屋の技術で建築された。図書コーナー、伝統芸能を演じることも出来るホ
ール、研究者の宿泊室、ミュージアムショップなどが設置され、活動としては
集落の記憶の集積、情報発信・交流などを行う場である。
今後も、さまざまな地域のコアミュージアムを考察していきたい。
(大山由美子)
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3.エコミュージアム研究の情報提供
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馬場憲一
会員の馬場憲一(法政大学)です。
2019 年 7 月の本会の研究大会で発表した研究報告を論文にして発表しました。
論文のタイトルは「文化財政策におけるエコミュージアム的な取り組みとその
課題-ウェルビーイング社会の文化享受の視点から-」(『現代福祉研究』第22
号 法政大学現代福祉学部 2022 年 3 月)です。
論文の内容は、現在、国の文化財政策の中で取り組まれている「エコミュージ
アム」事業の課題を文化財保護行政の動向やウェルビーイングの視点などを加
味して論じたものです。日本におけるエコミュージアムの設置・展開に向けて
、具体的な設置を念頭にエコミュージアムを日本的に再定義し、それを「テリ
トリーミュージアム」と呼称することなどについても言及しました。
大学の研究紀要に投稿したもので、本会の研究大会で発表させていただいた研
究報告で一般にはなかなか目にとまる機会がないと思いますので情報として会
員の皆様に提供させていただきます。
なお、テーマなどに関心があり、読んでいただける方がおりましたら下記ア
ドレスにご連絡ください。拙稿をpdfデータで送信させていただきますので、よ
ろしくお願いいたします。
記
1.メールアドレス kenbaba@hosei.ac.jp
2.宛先 馬場憲一
以上
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4.事務局からのおしらせ
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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。
≪以下は毎号同じです。≫
▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。