日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

メルマガ177号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   177号   <2023.8.5>
発行人:大原一興  編集:中野喜吉
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【目次】
1. 2023全国大会 in 金目  開催予告
2. 「リスペクト」
3. 事務局からのおしらせ
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日本エコミュージアム研究会では、例年開催している全国大会の開催地として、
会員から見学訪問の希望の出ている地域の中から、今年度は平塚市の「金目
エコミュージアム」での開催を企画しました。2019年9月の台風でやむを得ず中
止した国際会議では見学および報告を予定しておりましたが、今回可能な範囲
で同地で開催することにより、全国的にも希有な活動例として地域博物館との
連携に成功している「金目エコミュージアム」での活動から市民活動と地域博
物館の連携を学ぶ、との趣旨です。ふるってご参加をお願いします。

開催日時 2023年11月12日(日曜日)13:00~16:30

開催場所 平塚市 金目エコミュージアム

会場;金目公民館と金目地域

13:00  開会
13:10~研究会  エコミュージアムと地域博物館
―市民・公民館発のエコミュージアムと地域博物館との協働事例から-

報告1 金目エコミュージアムの活動

報告2 平塚市博物館との連携

14:30~16:30 金目エコミュージアム散策

参加費:調整中

申し込み方法や詳細は,後日ご案内します。

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2.「リスペクト」
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大原一興

ノルウェイのトーテン・エコミュージアムでしばらくディレクターを務めて
いたトルベイ・ダール女史が、エコミュージアムで大事なことはリスペクト(
尊敬、敬意の念、尊重)だと繰り返し主張していたことを思い出す。いま北欧
では特に、欧州や米国でも移民の流入を阻止しようという政党が台頭する時代
となったが、日本はこれから多国籍化し、ますます多文化と共生が社会作りの
重要課題となっていく。共生社会作りのための隣人理解はまずお互いの文化や
立場を理解すること、つまりリスペクトにある。単なる同情や共鳴ではなく、
他者の人権を尊重することからエンパシーが生まれ、つながりができていくと
いう基本が、エコミュージアムにももちろん求められている。だからこそ、ひ
とりよがりの賛辞や排他的になることで一体感に向かい、地域の誇りや愛着か
ら自己満足に陥る「エゴ」ミュージアムに堕してはならない、と思う。いまこ
そ隣人へのリスペクト、古典的な博物館活動や社会教育、地域づくり、まちお
こしや観光などを尊重し、協働してより良い理想的なエコミュージアムのすが
たを追求したいものである。コミュニティデザインなどで盛り上がっている活
動に対して、エコミュージアム側からは冷ややかに眺めてはいけない。もっと
自然や文化遺産に目を向けるとこんなに有意義ですよと協働の誘いかけをする
べきだろう。商品開発にやっきになっている町おこしに対しても、文化的価値
や活動の社会教育的価値、住民の消費や参加について相乗りさせてもらうのも
良いだろう。かつて博物館学の重鎮から「エコミュージアムは博物館学では無
く地域学だ」と断言されたが、だからといって壁を立て、どちらか白黒はっき
りさせるのではなく両者にまたがる分野もあるということを、解きほぐしてい
くことが大事だろう。未だにGHリヴィエールがICOM会長だったなどといかにも
マウントをとったような虚言をしたりすれば、ICOM関係者からは相手にされな
いに決まっている。隣人へのリスペクトが無ければエコミュージアムは隣人か
ら認められない。多様性と包接の社会こそがエコミュージアムによる地域の目
標だ。ついついエコミュージアム理解者が少なくなってきた感想から愚痴の多
くなってきた最近の自分への警鐘として記しました。     (大原一興)

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3. 事務局からのおしらせ
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会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。
また、このメルマガにもご投稿をお待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫
▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
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