日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

メルマガ168号

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日本エコミュージアム研究会メールマガジン   168号   <2022.8.4>
発行人:大原一興  編集:中野喜吉
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【目次】
1.機関誌「エコミュージアム研究」28号の自由投稿原稿の募集
2.2022関西例会のご案内
3.2022関東例会のご案内
4.ユネスコ国際成人教育会議に参加して
5.事務局からのおしらせ

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1.機関誌「エコミュージアム研究」28号の自由投稿原稿の募集
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担当:編集委員会 菊地直樹

執筆要領(機関誌25号掲載)に沿って,「論文」(400字×45枚)刷り上がり10頁ま
で,「報告」(400字×25枚) 刷り上がり6頁まで,「書評」「レターズ」(400字
×10枚)刷り上がり2頁までを公募いたします。
「論文」については査読します。提出いただいた原稿を査読し,コメントに対
応した再投稿をお願いすることがあります。

応募者は次の応募期限にしたがって電子的な原稿用紙(MSWordのテンプレート
)に書き込み投稿して下さい。

[応募期限] 2022年8月31日
投稿原稿の種別(例えば「論文」「報告」など)と仮題を記し執筆の申し込みを
下記編集委員長宛てにお送りください。

[投稿原稿締切] 2022年10月15日 (レイアウトまで含めた完成原稿を,メールに
て下記編集委員長宛お送り下さい。その際,電子メール本文にタイトル,氏名
,所属を明記してください)

【原稿用紙】:下記からダウンロード出来ます。
JECOMSホームページ→各種書式→機関誌などへの投稿書式
… 論文、報告フォーマット(Word文書)
www.jecoms.jp/format/

【原稿等提出先】
E-mailアドレス nkikuchi@staff.kanazawa-u.ac.jp
編集委員長 菊地直樹  あて
(以上)

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2.2022関西例会のご案内
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例会担当:淺野敏久

コロナの感染拡大により,今後の各種行事がどうなるか不透明なところがあり
ますが,次のような巡検企画を計画しています。まだ,申込み受付をしていま
せんが,興味関心のある方のご参加をお待ちします。参加する可能性のある方
,予定を開けておいていただけると幸いです。
担当:広島大学・淺野敏久

エコミュージアムから地域の課題を考える―見て・聞いて・歩いて・交流する

主催:広島大学総合博物館

共催:日本エコミュージアム研究会・地理科学学会

日時:2022年9月10日(土)-11日(日)

費用:有料ですが,実費よりかなり安く設定するつもりです。

●申込先:この後、改めて案内します。

本件への問い合わせ先:toasano@hiroshima-u.ac.jp

趣旨:広島大学総合博物館が試みている東広島エコミュージアム。現地を見て
歩きながら,地域の課題にエコミュージアムとしてどう関われるのかを参加者
同士で話し合うワークショップ形式の見学会です。まちづくりに関心のある方
はもとより,エコミュージアムって何? エコミュージアムに関わる人ってど
んな人? に関心がある方も歓迎します。見学のテーマとして,地下水やオオ
サンショウウオなどの自然の保全と活用,遊休化する公共施設の活用を想定し
ています。

主な内容(案)

9/10 午後集合:酒蔵通りの見学→酒蔵通りと水源地の間の市街化の様子(酒
造りと宅地開発と地下水保全問題)
夕方:東広島エコミュージアムの活動紹介と参加者同士の意見交換

9/11 バスで東広島市北部巡検
豊栄支所:広大総合博物館企画展「県央に自然史博物館がやってくる」
(旧町役場のスペース活用。広島県における自然史博物館問題)
乃美地域センター:乃美大方の話&オオサンショウウオの宿
(旧小学校の施設活用。西日本におけるオオサンショウウオ保護問題)
トムミルクファーム&豊栄くらす
(昼食:酪農・獣害・ジビエ。古民家の活用と地元企業の地域貢献)
豊栄各所をバスで見学
福富町久芳小跡・新文化財センター(旧小学校の施設活用)
道の駅湖畔の里を経て西条駅で解散
(以上)

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3.2022関東例会のご案内
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関東例会の開催を以下の通り計画していますので、奮ってご参加下さい。

例会担当: 須田英一 馬場憲一 森屋雅幸

1.テーマ
市内全体を博物館と見立てた「よこすかルートミュージアム」のコア施設
とサテライトを巡る

2.開催趣旨
神奈川県横須賀市が2021年5月から取り組んでいる「よこすかルートミュー
ジアム」事業を具体的に理解するため、その施策内容を聞き、コア施設を見
学後、近隣のサテライト施設を訪ねる。

3.日時
2022年10月30日(日) 13:00~17:00

4.場所
・よこすか近代遺産ミュージアム ティボティエ邸(横須賀市ヴェルニー
公園内)
・横須賀市内の近隣サテライト(検討中)

5.内容
・「よこすかルートミュージアム」事業の施策について(仮題)
・近隣サテライト見学 逸見波止場衛門 → スチームハンマー → ドブ板
通り →
三笠ビル商店街 → 世界三大記念艦「三笠」など(検討中)

6.開催方法
・参加者は会員・会員外を含め20名

7.今後のスケジュール
2022年9月末 会員と会員外に開催案内を通知し参加を募る
(以上)

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4.ユネスコ国際成人教育会議に参加して
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岩橋恵子

この6月モロッコで行われたユネスコ国際成人教育会議に、オンライン参加す
る機会を得た。142カ国の政府機関から市民社会機関の代表者まで多数参加し、
SDGsや気候変動から、包摂・参加・持続可能な社会まで10近くのテーマで、世
界共通の課題と教育政策提言が3日間にわたり議論されたのだが、その中に、モ
ロッコの参加者からの植民地時代に失われた文化遺産の発掘と継承について語
られた報告あった。その内容は、エコミュージアムという言葉こそなかったも
のの、内実はまさにエコミュージアムそのもの!思わずエコミュージアムの誕
生が(正確には、新しいミュゼオロジ-の誕生が)被植民地諸国の動きからだ
ったことを,ICOMの元ディレクターでエコミュージアムの命名者であるユグ・
ドゥ・ヴァリヌが、かつて東京での講演で語っていたことを思い出した。

ヴァリヌの近著によれば、ラテンアメリカ・アフリカなどの国々は、植民地
化によって「普遍性」の名の下に西欧の価値の支配とともに、自らの地域文化
がないがしろにされてきたことに対して、地域住民のアクティブな参加でそれ
ぞれの地域文化に基軸をおいた新たな価値の再構築を図ろうしたことにエコミ
ュ-ジアム(正確には新しいミュゼオロジ-)のルーツがある。それは、従来
の「普遍的」価値観を基にした収集と保存、展示する従来型の博物館の枠組み
を大きく超えて、それぞれの社会的環境の中で、住民自身の問題や生活に結び
ついたテーマに基づくものになっていったという。

ところで、先日は年に一回のJECOMS研究大会があり、5編の豊かな発表を録画
で拝聴させていただいた。一時期に比べ勢いがなくなっている感が否めない日
本のエコミュージアムだが、こうして地道に研究(そしてその裏付けでもある
実践)の蓄積がなされていることに改めて驚かされる。因みにこれまでのJECOM
S研究誌に掲載されたエコミュージアム実践に携わる地域数は、ざっと見出しを
みただけでも50以上にのぼっている。すでにプロジェクトとして終了した地域
もあるかもしれないが、それでもそうした試みも含めての蓄積は(失敗もあっ
たかもしれないがそれも蓄積である)、今回発表された事例も含めエコミュ-
ジアムが日本で厳然とした存在感を示しているということだろう。
だが、ともすれば、住民参加は情報提供者としての位置にとどまり、住民の参
画が置き去りにされたままの決定・運営になりがちであったり、経済主義的視
点からの観光資源としての活動が重視されたり(これは今回の博物館法改正の
重要な論点でもある。因みに今回の改正は、博物館が「住民自治の学びの社会
教育施設」から「稼げる文化施設」に転換する可能性があると危惧している)
など課題もありそうだ。これまで蓄積された日本のエコミュージアムの実践を、
今一度エコミュージアムの誕生の意味と発展を確認しながら、地域文化に基軸
をおく新たな価値の再構築による地域と博物館創造の視点で振り返ってみる必
要があるのではないだろうか。
(岩橋恵子)

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5.事務局からのおしらせ
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今号は、いくつかのご案内をあわせてお知らせする事になりました。
ご予定にお加え下さい。

会員お一人一人の行動が、会の活動を進めます。行事への積極的なご参加を
お待ちしています。

≪以下は毎号同じです。≫
▼会員の皆さん、それぞれの持ち場での活動の「ひとコマ」をご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として

1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。

▼ 会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場と
してのメーリングリスト[エコミュージアムML]があります。
会員外も参加いただけますので、お知り合いにもご紹介ください。
1.お名前(本名)
2.E-mailアドレス
3.お住まいの都道府県名を事務局までお知らせください。

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