メルマガ67号
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日本エコミュージアム研究会メールマガジン 67号 <2013.03.15>
発行人:吉兼秀夫 編集:中野喜吉
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【目次】
1.「我が家のルーツをたどって・秋田県仙北市角館」
2.「地域住民の学校・エコミュージアム金目まるごと博物館の取り組みに
ついて」
3.地域実践部会からの報告とお伺い
3.原稿募集のお願い
4.事務局からのおしらせ
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「第18回全国大会in竹田市」が去る3/8-9の両日、大分県竹田市で大会が開催
されました。3/8交流会には87名(うち地域外から31名、会員13名)の参加で
また、2日目の講演には、150名の参加者がありました。OBS大分放送、NHKのロ
ーカルニュース、地元ケーブルTVで放送されました。地域の皆さんにとって、
色んな目で注目を浴びる事は、これからの活動の励みにもなることと思います。
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1.「我が家のルーツをたどって・秋田県仙北市角館」
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羽村市・山下ひろみ
私の現在住んでおります所は、東京都の多摩地域の羽村市です。平成4年ごろ
から区画整理事業計画が持ち上がり、市行政の説明会をいくら聞いても、市民と
して納得の行かないことばかりで、折角環境の良いところに移り住んだ意味が無
いことに気がつき、インターネットで、エコミュージアムの目的を知り会に参加
してみたのですが、現状を訴えたところ事務局の大山さん、井原氏が話を聞いて
くださり、みなさまの協力で、羽村市の地域の文化財を案内して歩く会も開くこ
とが出来ました。ただ事業は相変わらず進められているので残念です。今回我が
家のルーツをたどってみようと視点を変えてみました。
私の父は角館の武家屋敷の内の宮崎家の長男(弟二人と妹一人)で私はその
長女です。父は東京に移り、その数年後隣家の医院からの火事で家は焼失しま
したが、私が3歳の頃と小学4年(戦後)の二度、祖父母に預けられたので、黒
い門、黒塀、間取り、庭の樹木などが今でも目に浮かぶのです。お隣は剣道指
南の小田之家で、今は史跡として残っているので、誰でも見ることができます。
最近になって先祖が会津から芦名氏に従って角館に移り屋敷を持ち重臣とし
て仕えていたこと、その後芦名氏が滅び佐竹藩にかかえられたことなどが、い
ろいろと解ってきました。
突然の話になりますが、昨年幼時のころの知人の兄に当たる方が「角館伝建
群保存地区の町並みを守る会」の会長でおられることがわかり、お尋ねして戦
国時代のころの手描きの地図を見せていただいたり、歴史的な貴重な話を聞く
ことが出来ました。早速保存会の会員にしていただきましたが、仙北市教育委
員会文化財課の主査の方の紹介で、東京都国立市在住の方が大変この地域の歴
史に詳しく、やはり会員になって、保存会と協力して本を出版しようというこ
とになったようです。今年もその話で集まることになると思います。私の次男
(岩手県在住)も会員になり先祖たちの地域の歴史に熱心なので、今後もいろ
いろ詳しいことがわかってくると思います。
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2.「地域住民の学校・エコミュージアム金目まるごと博物館の
取り組みについて」
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エコミュージアム金目まるごと博物館 社会教育課:濵田翔子
エコミュージアム金目まるごと博物館は、自然・景観部会、歴史・文化部会、
産業部会、情報・イベント部会の4部会から成り立ちます。それぞれの部会で、
勉強会を開き、イベントなどを通して活動しています。そこで、各部会の取り
組みを御紹介させていただきます。
自然・景観部会は、金目の豊かな自然・景観を多くの人に知ってもらうため、
自然景観巡りや景観地の管理をしています。また、竹林整備にも力を入れ、人
と自然が共存できる環境づくりにも取り組みます。
歴史・文化部会は、金目の歴史・文化に関する調査・研究を行い、普及・啓
発活動に励みます。その一環として、可奈比(かなひ)塾や出前出張講座を展
開し、金目の歴史・文化を伝えます。
産業部会は、金目の農業について研究し、その知識・技術等を後世に伝える
活動をしています。その一つとして、塾生を募り、楽しく農作物を作る「野菜
塾」を実施しています。
情報・イベント部会は、広報機関として、情報集約と発信の役割を担います。
平成24年12月3日、平塚市内の地域情報ホームページ「ちいき情報局」内
に金目地区のホームページが開設されました。エコミュージアム金目まるごと
博物館に関する情報を発信しておりますので、ぜひご利用ください。
その中でも、歴史・文化部会の可奈比塾では、月に1回、金目の歴史と文化
について勉強しています。平成24年12月1日に、初めての報告書である
「可奈比塾叢書No.1『金目の俳句』」を発行しました。金目の多くの先人達が
関わった俳句を取り上げ、文献と聞き取り調査によりまとめました。
調査のきっかけは何であったのでしょうか。平塚市指定重要文化財の北金目
神社の本殿を見学した際、「あの額はなんだろう?この文字はどのように読む
のだろう?」と疑問が出ました。それでは、自分たちで調べてみようと試みた
のがきっかけである、といいます。
自分たちで地域を調べ、地域資源を再発見するということ。地域の人にとっ
ては当たり前のことでも、「あるもの」を磨くことにより、価値あるものが掘
り起こされます。この報告書は、写真と図がたっぷりと使われており、俳句に
触れたことのない人でも読みやすくお勧めです。地元愛について考えるきっか
けを与えてくれます。
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3.地域実践部会からの報告とお伺い
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地域連携部会・井原満明
毎回事務局への協力として、各地域からの実践的な報告をメルマガに掲載し
ようと、いくつかの個人や団体などのと取組みをご紹介しております。
今回は、エコミュージアム研究会の催しにも参加している「エコミュージアム
金目まるごと博物館」の取組みからの報告をお願いしました。
平塚市の博物館の取組み等も含めて、以前から視察したいと考えております。
私一人ではなく、是非地域実践部会の取組みとしても、4月以降の土日曜日に、
視察したいと考えております。
もし幾人かのメンバーが集まるのであれば、以下のようなツアーを考えたいと
思います。
【テーマ】
「エコミュージアム金目まるごと博物館」の取組みと平塚市博物館の見学
1日目:午後JR東海道線平塚駅集合→
エコミュージアム金目まるごと博物館視察
地元との交流会
会員の交流会:平塚駅前の飲み屋(宿泊は駅前の各自申し込む)
2日目:平塚市博物館の取組み視察・見学
※土曜日・日曜日の1泊2日を考えたときに、どれくらいの方が参加するのか
と言うことをお聞きしたいと思います。
日程等は未定ですが、日程さえ合えば参加したいという方が居られれば、井原
までご連絡下さい。
人数によって、内容を考えたいと思います。
参加意向の締切:3月24日(日)
E-mail:m-ihara@mwd.biglobe.ne.jp まで
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4.原稿募集のお願い
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皆さんそれぞれの地域での活動の「ひとコマ」でもご紹介下さい。
また、掲載された記事に対してのご意見、ご質問もお寄せ下さい。
メルマガを待って読んでいただけるよう内容を充実させるのも会員お一人お一
人のご参加が決め手です。ご投稿いただきたい記事として
1.ご自分の地域、あるいは訪問した「各地の活動から」
2.皆に知らせたい「行事予定のご案内・参加募集」
3.過去に訪れた場所への「気になる地域へのお伺い(質問)」
4.今後「会に望む活動」等など、特にテーマを絞りませんのでどしどし投稿
下さい。
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5.事務局からのおしらせ
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会員外も含む、エコミュージアムに関心をお持ちの方々の情報交換の場とし
てのメーリングリスト[エコミュージアムML]、もし届いていない方みえました
ら、事務局までご連絡ください。
今までご利用のml-ecom@ml.ritsumei.ac.jp は閉鎖いたしました。
新しく ml-ecoms@googlegroups.com をご利用ください。
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日本エコミュージアム研究会 Japan Ecomuseological Society
事務局:
〒516-2102 三重県度会郡度会町大野木1968-3 中野喜吉 気付
E-mail: jimu@jecoms.jp
ホームページ http://www.jecoms.jp
口座名義:日本エコミュージアム研究会
郵便振替:00170-0-74380 (変更ありません) (
銀行口座:ゆうちょ銀行 店名:二二八(ニニハチ)普通預金 1624950
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