日本エコミュージアム研究会

Japan Eomuseological Society

 
 

第15回全国大会in山梨県小菅村

テーマ 「源流の村=小菅村=日本村」
~生物文化多様性を紡ぐ
2009年9月5日(土)~9月6日(日)

主催:日本エコミュージアム研究会・小菅村全国大会実行委員会
共催:ミューゼス研究会、小菅村の諸団体、(財)森とむらの会/植物と人々の博物館、NPO法人自然文化誌研究会、NPO法人秩父まるごと博物館
後援:小菅村、(以下予定)省庁、山梨県
日本エコミュージアム研究会 第15回全国大会

開催の趣旨

多摩川源流のむらである小菅村から流れ出した「エコミュージアム日本村」づくりの現状を紹介し、全国各地から豊かなご経験を携えてご参加くださる皆様と事例に基づいた意見交流を親しく行い、生物文化多様性が豊かな農山村エコミュージアムにおける環境学習・保全・創造活動を通じた都市農山村交流の多彩なあり方を明らかにします。
エコミュージアム日本村は、日本の山村に伝承されてきた伝統的知識体系を学習し、環境保全・創造する活動を通じて、持続可能な地域社会を形成します。日本村のコアミュージアムが「植物と人々の博物館」です。植物と人々をめぐる伝統的智恵を受け継ぎ、秩父多摩甲斐国立公園内での山村振興モデルを提案します。流域の人々とエコミュージアムをつなぐネットワーク活動をつくります。
自然に遊び、日本の伝統的生活文化に学び、豊かな人生を感じるために多摩川上流の山村、エコミュージアム日本村にお出かけください。小菅村を訪れると、美しい自然、採りたての山川の幸、雑穀や野菜の在来食材、郷土の伝統料理、心地よい温泉をゆったりと楽しむことができます。そのうえ、植物と人々をめぐる良い本にめぐり会えます。

○開催場所
9月5日 山梨県小菅村中央公民館(植物と人々の博物館)を中心に村内
※ 宿泊施設は村内の旅館、民宿、キャンプ場など希望に応じて
9月6日 山梨県小菅村中央公民館

※公共交通をご利用の方は、JR青梅線終点の「奥多摩駅」より西東京バス「小菅行き」小菅村役場下車 9/5 10:55 奥多摩駅発のバスになります。
自家用車の方は「小菅村役場(小菅村4698番地 ℡:0428-87-0111)」を目指してください。

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日程
9月5日(土)
12:00 受付開始 小菅村中央公民館  ※手荷物はお預かりします。
ポスター展示(ポスターセッション)、2日間展示しますので、交流会や休憩の時にご説明いただきます。

13:00~16:00 エクスカーション(各コース20名程)

①「源流の景観と食体験」コース(こんにゃく畑とワサビ田:橋立地区)
小菅村の最上流に位置する橋立地区では、斜面でこんにゃくの栽培を続けています。壮観な景観です。また、源流の自然を活かしたワサビ田の見学とワサビ漬け作りの体験も行います。

②「民話七不思議」コース(長作観音堂と古からの伝承:長作地区)
重要文化財「長作観音堂」と長作七不思議伝説(片葉の葦、二羽の烏など)、セイノ神の道祖神など、地区に伝わる不思議に耳を傾けてみませんか?

③「森の癒し(森でほうれる)」コース(松姫峠~松鶴のブナ~鶴寝山:小菅村エコセラピー研究会)
面積の95%が森林の小菅村。癒しの空間として森林を見つめ直します。標高1,300メートルのブナやミズナラを中心とした広葉樹の中でゆったりとした時間を過ごしませんか?

④「雑穀オコジュウ」コース(大福、雑穀見本園、室、炭焼き窯:中組地区)
「オコジュウ」とは、昼食と夕食の間に食べられた「おやつ」のことです。 アカモロコシ(モロコシ)とオヤマボクチの葉を使った大福を臼と杵で搗きます。また、小菅村で伝統的に栽培されている雑穀の在来品種見本園や、昔から貯蔵に利用した「室」、炭焼き窯をご紹介します。

⑤「多摩川源流エコツアー」コース(多摩川最源流部:多摩川源流研究所)
シオジの天然更新、4mを超えるセンノキ(ハリギリ)、モミジ、ツガ、カツラ、コケなど、東京都水道局がその水源林として守っている源流の魅力を物語を混じえてご案内します。

⑥「伝統工芸(竹細工)」コース(「めかご」「おざら」づくり:小菅村ゆうゆうクラブ)
スズタケを使った「めかご」、マダケを使った「おざら」を作ります。昔から、小菅村で使われてきたもの、小菅村の智恵者からその技術と心を学びます。

※参加申し込み者の状況により、希望通りにいかない場合もあります。ご承知ください。

16:00~17:00 「多摩源流 小菅の湯」入浴、物産館

18:00~22:00 夕食と交流会(小菅村の郷土食をお楽しみください)
会場:小菅村中央公民館
地元芸能の御光太鼓(予定)
小永田地区「神代神楽」の見学(バスで送迎します)
夜なべ談義 (地酒持ち込み歓迎、翌日に差し支えない程度にお楽しみください) 会場:中央公民館 1階和室
9月6日(日)
6:00~7:00  野鳥観察会、河畔遊歩道散策

9:00~12:00
ワークショップ「源流の村=小菅村=日本村~生物文化多様性を紡ぐ」
会場:小菅村中央公民館 3階

多摩川の源流地域にある山梨県小菅村は日本の山村文化を色濃く継承しています。源流の村は秩父多摩甲斐国立公園の自然環境、豊かな生物多様性に適応した生活文化を形成してきました。野生動植物や栽培植物・家畜とともに地域固有の生物文化多様性を紡いできたのです。どのように生き物と生活文化が育まれてきたのかについて、まず、小菅村の皆様に率直に語っていただき、次に、小菅村の自然と文化に対する印象を参加者の皆様に述べていただきたいと思います。
皆様のお話は3分~5分程度で、山村の生活、生き物、森林や水、素のままの美しい暮らし(sobibo)の在り様について話し合いを深めます。多くの方々のご発言をお願いします。
これらの語りの中から、エコミュージアム日本村としての小菅村の可能性を探る議論を続け、適宜、指定討論者の皆様(日本エコミュージアム研究会理事)にご意見を織り交ぜてご発言いただきたいと思います。このワークショップに結論付けは求めませんが、山村における生物文化多様性の保全とエコミュージアムの新たな可能性を開くような話し合いが展開することを願っています。

司会    佐藤英敏  小菅村源流振興課長
井村礼恵  植物と人々の博物館研究員
趣旨説明  木俣美樹男 東京学芸大学環境教育実践施設長(jecoms理事)
指定討論者 嵯峨創平  環境文化のための対話研究所代表(jecoms事務局長)
大山由美子 丹青研究所(jecoms理事)
馬場憲一  法政大学教授(jecoms理事)
井原満明  地域計画研究所(jecoms理事)

12:00 閉会  ○昼食「謹製・源流弁当!!」

※閉会後、帰途エクスカーションがあります。下記により実施します(事前申し込み状況にて開催を決定します)。

帰途エクスカーション:

12:15 出発 (バス車中で弁当配布)、江戸東京博物館たてもの園を見学後、JR中央線東小金井駅で17時頃に解散
江戸東京博物館たてもの園: 江戸東京たてもの園は、1993年(平成5年)3月28日に開園した野外博物館です。都立小金井公園の中に位置し、敷地面積は約7ヘクタール、園内には江戸時代から昭和初期までの、27棟の復元建造物が建ち並んでいます。当園では、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指しています。
企画協力:NPO法人ミュゼダグリ

12:15 出発 (バス車中で弁当配布)、関連施設を見学後、西武池袋線秩父駅で17時半頃解散
秩父まるごと博物館: 秩父地域(秩父山地とその隣接地)における自然・歴史・文化を住民が認識し発掘、情報の提供、啓発活動を行うと共に、その遺産を現地において保存、育成、展示を行い、ひいては農林業・商工業・観光業等に生かすことを目的としています。
企画協力:NPO法人秩父まるごと博物館

13:00 出発(昼食後)、奥多摩駅で16時頃に解散
おくたまむかしみち散策: 奥多摩湖からJR奥多摩駅まで、旧青梅街道を歩く「むかし道」(行程9キロメートル、約4時間)の散策コースです。峠や橋のたもとには、江戸時代の信仰を伝える道祖神や馬頭観音などが往時のままに残り、街道沿いには、羽黒三田神社、白髭神社など見所も多くあります。昔の面影を偲びながらのんびり歩けるコースです。
企画協力:奥多摩ビジターセンター

●参加費等
参加費:日本エコミュージアム会員3,000円、非会員3,500円、学生1,500円
エクスカーション参加費(9月5日開催分) 1,000円
宿泊費(1泊朝食付き) 旅館:5,000円  民宿:4,000円  キャンプ場:3,000円
※基本的に相部屋となります。個室を希望の方は別途料金がかかりますのでご相談ください。
夕食と交流会および夜なべ談義:4,000円:参加者全体の交流会にて夕食はご用意します。
2日目昼食(「謹製・源流弁当」)1,000円
※オプショナル・エクスカーションは、別紙の参加諸費用一覧をご覧下さい

●申し込み方法
申込用紙を日本エコミュージアム研究会ホームページ:http://www.jecoms.jp/format/ よりダウンロードして、メールもしくはFAXにてお申し込みください。

○申込み・お問合せ:大会実行委員会事務局
電話/FAX:0428-87-0741  e-mail:npo-inch@wine.plala.or.jp

申し込み締め切りは、8月15日(土)です。

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